どうもこんにちは、手汗です。
この記事では
・ADHDが原因で繰り返してしまういろいろな失敗で、将来に希望が持てない ・健常者と同じ職場だと同僚は器用に仕事ができるのに、自分はいつもうまくいっていない気がする
といった悩みを持つ方向けに、落ち込んだ状態から立ち直る方法を解説していきます。
ADHDの人にとって、その特性上、仕事や私生活において失敗はついて回るものです。しかし、その失敗を理由に自分を責める必要はありません。原因やほかの人の経験を知ることで、自分なりに前向きになるためのヒントを探してみましょう。
みんなの苦労話:自分の成長をこれ以上期待できない…
以前に大学の卒論でインタビューをした時には、こんな話を聞きました。
失礼な物言いをしてしまっていることが多く、気づけば自分から人が離れていることばかり。仕事でもプライベートでも、いつ周りに嫌な思いをさせているかわからなくて、人との距離感がわからなくなってしまった。
「ADHDで起きている自分のダメなところを変えよう!」という決意をして目標をしっかり立てたのに、しばらく経って起こした失敗で目標自体を忘れてたことがしょっちゅうある。
私は自分のことを改善させる能力がないんじゃないかって、よく絶望しています。
上記の話は、僕自身もすごく共感しました。というか、僕だけがこの絶望を抱えていて誰にも理解されないことだと思っていたので、なんだか逆に安心しました(笑)。
インタビューをしていて、話してくれた彼らは「自分に限界を感じている」と思えていました。
自分に限界を感じてしまう要因は何?
ADHDの人が失敗や自己評価の低下に直面する具体的な原因はいくつかあります。
- 集中力の欠如:ADHDの特徴として、注意力や集中力の欠如が挙げられます。仕事やタスクに取り組む際に、他の刺激や気が散りやすくなり、ミスやミスコミュニケーションの原因となることがあります。
- 時間管理の困難:時間管理が苦手なことも、失敗の原因となることがあります。ADHDの人は時間の把握や計画立てが難しく、締め切りを守ることや優先順位をつけることが難しくなることがあります。
- 衝動性の高さ:ADHDの人は衝動的な行動をとりやすい傾向があります。思いつきや衝動に応じて行動するため、冷静な判断や空気を読むことが難しくなり、失礼な言動や社交的なミスを引き起こすことがあります。
ADHDは先天性のものであって、上記のことを起こしてしまうことについてはあなた自身が「悪い」「劣っている」わけではありません。しかし、失敗の連続や周囲からの批判、誤解などが重なると、自己評価が低下し、自分自身をダメな人間だと思い込むことがあります。これにより、さらなるモチベーションの低下やパフォーマンスの悪化が生じることがあります。そのうち、「自分は努力しても無駄」「自分は高望みしてはいけない」といったネガティブな気持ちに支配されてしまいます。
どうしたら改善できる?
僕自身、自分への無力感や失望感が積み重なって「生きるのがつらい」とすら思ったことがあります。しかし、立ち直ることは出来ます。失敗したときに感じるしんどさやつらい気持ちから立ち直るためには、以下の方法が役立ちます。
- 健康な習慣を第一とする
正直、僕の中で一番大事なことだと思っています。自己肯定感を取り戻すために、まずは自己ケアを優先しましょう。十分な休息や睡眠をとり、バランスの取れた食事を心がけます。健康な状態の身体があって、健康で前向きな心を持つことができます。また、そういった習慣を身に着けることは、ADHDで起こす問題行動を抑制するのにも役立つので一石二鳥です。まずは、夜はスマホを遠くにおいて寝ましょう! - 自分自身を受け入れる
ADHDの性質を理解し、自分を受け入れることが重要です。失敗はあなたの価値や能力を決めるものではありません。仕事などで失敗してしまうことが多くても、それ以上にあなたが夢中になって能力を存分に発揮できる才能は必ず有ります。「たまたま周囲にとって簡単なことが事が苦手なだけ」くらいに考えて、ADHDが原因で失敗しやすいことを受け入れ、自己肯定感を保つようにしましょう。 - 失敗から学ぶ
失敗は成長の機会です。過去の失敗を振り返り、そこから学びを得ることで、同じ過ちを少しずつ繰り返さないようになります。失敗を批判するのではなく、教訓として受け止めましょう。確実に失敗しなくなることはないかもしれませんが、失敗から学ばない限りは改善に進みません。
まとめ
ADHDの人は失敗の経験が多く自分がダメな人間だと思う必要はありません。落ち込んでいるときは自分の周囲より劣っている点しか見えなくなってしまいますが、僕はあなたの可能性を信じたいと思っています。失敗は成長の機会であり、立ち直るための道を開く突破口でもあります。行動には力があります。ADHDの性質による失敗から立ち直るために、何度でも一歩を踏み出してみましょう。
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